2021.04.22.Thu
【大切なお知らせ】コロナ禍の長期化で起きた「ウッドショック」住宅への影響とは!?
皆さま、こんにちは(^ー^)
4月も中旬が過ぎ、日中はあたたかい日が続くようになりましたね。
まだ朝晩の冷え込むこともありますので、皆さん体調管理にはくれぐれもお気を付けくださいね。
さて、本日は住宅業界では一番話題となっています、「ウッドショック」についてお話させていただきます。
【ウッドショック】とは・・・建設用木材の供給量の不足による価格の急上昇と入手難のこと。
私は二週間前に協力会社様から「ウッドショック」を知りました。
メディアではあまり報道されていませんが、住宅業界はとても深刻な状況となっています。
なぜ「ウッドショック」が起こってしまったのか、その背景はやはり新型コロナウィルス感染拡大が大きく影響しているとみられています。
中国経済回復&アメリカの超低金利政策よる在宅需要の高まり
昨年コロナ禍で世界経済が一時的に低迷しましたが、その後中国経済が回復し、アメリカでは昨年の春ごろから住宅の買い控えが生じたものの、
ロックダウンにより行動規制によってリモートワークが普及し、企業の郊外移転、また住宅支援対策住宅としてローンの金利低下が起こる中での、
大都市から郊外で移住した人々の住宅需要の高まり(世界共通の動向)、DIYブームなど…アメリカは空前の住宅建築ラッシュとなっています。
それに輪をかけて、中国も同様好景気による住宅ブームとなっているようです。
こうした住宅市場の活性化から北米で生産される住宅用木材がアメリカや中国で需要が高まるに伴い、世界的に木材価格が高騰しているとのことです。
木材の供給が追いつかない
また、海外輸送を行うコンテナ船の運賃が新型コロナウィルスの影響で高騰していること(※参考:コンテナ船問題)や木材の需要の増加により、世界的なコンテナ不足に陥るなど、様々な問題が複合的に絡み合って生じているものが、今回のような不測の事態が起こってしまったといえます。
その結果、日本ではこの4月には大きく輸入の減少が起きている状況であります。
国産木材にも影響
さらに、輸入木材の価格が高騰、輸入量が減少するなか、日本では代替品として国産材が一気に需要が高まり品薄、価格も急騰しています。
日本の住宅業界では今まさに需供関係のバランスが崩れてきています。このような状況下では、今後の見通しが立たないため、今年1年は続くのではとも言われているようです。
最後に
今皆さまにお伝えできることは、今後は材木の供給が途絶えてしまうことにより、これから着工の物件や工事中の物件にも影響が出てくる可能性となってきました。大手ビルダーでは契約は済ませたものの上棟が出来ず、工事が止まっている現場もあると聞きます。
いつまでウッドショックの影響があるのかは、だれにも予測がつかない状況なのです。
弊社では現在進行中の新築現場の材木の影響はでていませんが、ウッドショックの長期化が予測されるため、
状況次第では部材・樹種類の変更、納期の調整による完成時期の大幅な遅れなど少なからず影響を受けると考えられます。
引続き、協力会社様と連携しながら、最大限の自助努力していく次第ですので、どうかご了承いただきますようお願い申し上げます。
そして、これから注文住宅を検討している方、ウッドショック長期化により新築住宅の価格の上昇、計画見直しや延期など様々なところで
影響があると思いますのでしばらく様子見でもよいかもしれません。
弊社としましても、今後の動向をチェックしまして新たな情報が入り次第、お知らせしたいと思います。